白髪や若白髪の原因
白髪の原因はまだ詳しく解明されていないようです。
加齢、遺伝、ストレス、食生活、無理なダイエット、病気など
色々あると思われます。
まず遺伝ですが、親や兄弟、親戚等に若い頃から白髪が生えていた人がいた場合、
遺伝性の白髪だといえるでしょう。
遺伝ですので、自分ではどうすることもできません。
次にストレス。
過度なストレスは、自律神経や内分泌系、免疫系に悪影響を与えます。
当然、毛根にもダメージを与えます。
生活習慣ですが、食事に関して言えば、抗酸化食品を摂ることで
ある程度予防することが出来るかも知れません。
抗酸化食品の例として、ほうれんそう、トマト、ゴマ、小松菜、昆布、玄米、
にんじんなどがあります。
無理なダイエットをすることによっても白髪の原因となります。
これは特に女性に顕著です。
ダイエットをすることによってミネラルなどの各種栄養素が不足すると、
美しかった髪もパサパサの白髪になる可能性があります。
もちろん適度なダイエットは逆にカラダには良いので、
ダイエットのやり過ぎには注意しましょう。
毛の色素細胞であるメラニンが、何らかの理由で色素を作らなくなると白髪になります。
このメラノサイトを活性化させれば、もしかしたら黒くなるかもしれません。
そのためにはカルシウムが重要だといわれています。
腎臓が弱るとカルシウムの吸収率が悪くなりますので、
腎臓を鍛えると良いでしょう。
どうやって腎臓を鍛えるのか？
それはやっぱり生活習慣の見直しが一番だと思われます。
白髪や若白髪の最近の研究
最近の研究により、白髪を黒く生まれ変わらせることができる
可能性が出てきました。
実用化はまだまだ先になると思いますが、白髪がある人には朗報です。
まず京都大学での研究ですが、髪を発色させる「色素幹細胞」が、
毛根部の「バルジ」と呼ばれる場所に存在することを発見しました。
バルジ部分の機能を解明すれば、白髪も黒髪に戻せるのでは？という話です。
近い将来、このバルジの機能が解明されて、白髪が黒髪に生まれ変わることができれば、面倒な白髪染めをする必要もなくなりますよね。
次にイギリスのマンチェスター大学の研究者が、白くなった髪の毛を元の黒髪に
戻すことが可能かもしれないという研究結果を発表しました。
しかしまだ初期の研究室段階の発表であり、
患者さんに対して使用できる段階ではないようです。
残念ながら加齢による自然な白髪は無理みたいですが、
病気やストレスによって白髪になってしまった方には有効なようです。
完全に元の黒髪に戻すことは今の段階では出来ないようですが、
これからの研究しだいでは出来るようになるかもしれません。
そして将来的には、全ての方の白髪を黒髪に出来るようになるかもしれませんね。
何十年後になるか分かりませんが…
