インドの現状
インドの人口は2006年現在で約11億人と言われており、
2050年には約14億人になるとまで言われています。
若年層が多く、人口増加に伴う個人消費の拡大が今後さらに期待できる状態です。
また経済発展も目覚しく、それに伴い所得の上昇もうなぎ上りです。
インドの経済は知的集約型産業と呼ばれ、IT大国として知られています。
それを裏付けるように、高等教育などで教育された人材が豊富であり、
しかしながら労働賃金が安いというのが特徴です。
現在、インド国内のインフラ整備は、都市部と地方の差が歴然としており
まだまだ不十分です。
このようなことなどから、インドはまだ発展の余地がある国として
各国から期待されています。
インド株を購入する
現在、インド株を直接個人で購入することはできません。
ではどのように購入するのかというと、投資信託やアメリカに上場している
インド企業の株を購入することになります。
現状でインド株に投資するのであれば、アメリカ委託証券(ADR)
を購入するのが一般的な方法です。
ADRでは現在、約10銘柄取り扱っています。
その中でもやはりIT企業が目立っています。
内訳としては、4銘柄がIT企業、他は電話、医療、銀行などが
名を連ねています。
その中でも、特に注目されているのは、皆さんご存知の自動車関連企業
「タタ・モーターズ」です。
タタ・モーターズは国内の商用車の60%のシェアを持っています。
このように現在では、ADRを通してインド株を購入すると言う方法が一般的ですが、
近い将来、普通に証券会社などで直接購入できるようになるでしょう。
ちなみに日本では2004年にインド株式投資信託が開始されました。
現在では約10銘柄あります。
インド株を選ぶポイント
インド株だけではありませんが、株を購入するときのポイントを述べていきます。
まず、基準価格(時価)を調べましょう。
チャートグラフなどを参考に、右肩上がりで上昇しているかどうか調べます。
次に運用期間です。
今回はインド株ということなので、これからの期待感も含めて
投資期間は長くても良いかもしれません。
また、純資産総額も重要です。
この額が大きいほうが分散投資と安定した運用が可能となります。
総額50億円以上で時間と共に増加している株が理想的です。
最後に手数料です。
どんなに良いインド株でも手数料が高かった場合、その分損をしてしまいます。
あらかじめ手数料など必要な経費をチェックしておくことで
トラブルなどを回避できます。
インド株を選ぶポイントはまだまだありますが、
取りあえず上記を参考にしてみてはいかがでしょうか。