無利息融資とは
無利息融資とは、その名のとおり、無利息で融資を受けることができるサービスです。
このサービスは大きく分けて２つ挙げられます。
一つは消費者金融等の金融機関からの無利息融資、
もう一つは公的機関などからのものです。
金融機関側などが利息を得ることを本来の目的とした商品が
キャッシングやローンというものですが、新規顧客を獲得するための商品として、
このサービスがあります。
事実、新規申し込み時に限り無利息融資を実施している金融機関がほとんどです。
奨学金
経済的理由により就学困難な場合、一定の金額で公的機関や法人などから
受けられる融資のことを奨学金といいます。
しかしこの奨学金には、無利息のものと利息有りのもの２種類あります。
この利息有りの奨学金でも、一般の金融機関より金利は低くなっているのが特徴です。
母子家庭や寡婦を対象にした融資
母子家庭とは、配偶者のない女子で、２０歳未満の子どものいる家庭のことを指します。
寡婦とは、配偶者のない女子で、以前配偶者のない女子として２０歳未満の子どもを
扶養していたことのある人を指します。
この母子家庭や寡婦の世帯に対し、安定した生活と子どもの健全な育成を図る
という目的で貸し出されるのが「母子福祉資金及び寡婦福祉資金貸付」というものです。
この「母子寡婦福祉資金」で受けられる融資は１３種類あり、ほとんどが無利息で融資を
受けることが出来ます。
「事業開始資金」、「事業継続資金」、「就学資金」、「就学支度資金」、「技能習得資金」、
「修業資金」、「就職支度資金」、「医療介護資金」、「特定児童扶養資金」の９種類が、
無利息で融資を受けられるものです。
無利息ではありませんが、低金利で受けられる融資は４種類で、「生活資金」、「住宅資金」、「転宅資金」、「結婚資金」です。
この１３種類の融資は、使用目的によっても貸付条件が違いますし、万が一滞納があった場合、違約金が発生する場合もありますので、事前に融資条件をしっかりと調べておきましょう。
詳しくはお住まいの市区町村役場の福祉課（福祉事務所）でお願いします。
交通遺児等貸付
保護者が自動車事故により死亡または重度の障害が残ってしまった場合、
残された子どもの健全な育成を図るための育成資金として、交通遺児等貸付制度があります。
義務教育が終了する月までの無利息融資です。
返済は、貸付期間終了後、半年から１年を経過した後からとなりますが、
高校や大学等に進学した場合は、卒業まで返済を待ってもらえます。
融資相談窓口は、独立行政法人自動車事故対策機構というところになりますが、各都道府県に支所がありますので、そちらに問い合わせしてください。
就農支援資金
新たに農業を始めようとする人に対し、技術の習得、就農の準備、施設の開設など
就農を支援するための無利息融資として就農支援資金制度があります。
営農計画が知事の認定を受けた認定就農者が、この無利息融資を受けられます。
相談窓口は、各都道府県の全国就農センターとなっています。
