スポンサードリンク
プラムブックとは
プラムブックとは、アメリカで出版されている政府関連の約8000の職種の中で、
空席のものまたは空席になるものを示したリストです。
リストの一部は給与水準まで公開されており、
年収22万ドル超の政府高官の仕事や、
年収500ドルのアルバイトまで様々です。
大統領選の年(4年に1回)に出版されており、
最近は2008年11月中旬に出版されました。
なぜ大統領選の年に出版されるかというと、
ご存知のようにアメリカは民主党と共和党の二大政党制の国ですが、
大統領の所属政党が変わると公務に就いている人間が変わってしまうからなんです。
その空き状況を伝えるための本がプラムブックというわけです。
プラムブックという名の由来は表紙の色が紫色をしているからです。
ちなみにペーパーブック版は38ドルだそうです。
プラムブックの活用性
残念ながらプラムブックに掲載されている職の
約3分の1が大統領の任命職となっており、
その他の職もほとんどコネ絡みだそうです。
日本人である我々がこの本のお世話になることはないでしょうが、
アメリカの給与水準や政府関連の職業などをみることができるので、
少し覗いてみてもおもしろいかも知れません。
私たちやアメリカの一般人にはほとんど関係ない本ですが、
アメリカ政府と取引がある民間企業の関係者にとってはとても重要な本です。
任命職とキャリアの違い、
また現在の政府から誰がいなくなるのか一目で分かる本ですので、
ルート開拓など企業の将来を左右するかもしれませんね。