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ハタハタとは
ハタハタは、漢字で魚辺に雷と書きます。
ですので、別名を「カミナリウオ」と言います。
体長は20cmほどであり、普段は水深水深250〜300mの深海底で
砂や泥に潜って生息しているところから、
英名では「サンドフィッシュ(砂の魚)」と呼ばれています。
冬のシケの影響で海水が混ざり、海水温が12度以下になると、
ハタハタは産卵のため沿岸の藻場にやってきます。
秋田沖を中心とする日本海沿岸で多く生息しており、
昔は秋田でしか食べることが出来ない魚でした。
最盛期の昭和40年代には約2万トンもの漁獲量がありましたが、
50年代前半には1万トンを割り込み、
昭和59年は74トンしか獲れない状況になりました。
そこで秋田県では、平成4年から3年間全面禁漁を行い、
ハタハタの資源確保に努め、現在では上限を定めての操業が行われています。
獲る漁業から育てる漁業へ、世界で始めて自然界での管理型による資源増加に
成功した魚としても知られています。
ハタハタのおいしい食べ方
ハタハタは白身で淡白な味なので、どんな調理方法にも適しています。
地元秋田では、しょっつる鍋(塩魚汁鍋)などとして食べられています。
他には、塩焼や麹漬焼、味噌漬焼などの焼き物、煮付け、
柚庵蒸しなどの蒸し物があります。
また、小さめのハタハタをそのまま唐揚にして塩を付けて食べたり、
飯寿しといって生のハタハタをお寿司にして食べたりします。
何の食材でもそうですが、やっぱり地元へ直接行って地のものを食べると
一味も二味も違いますよ。