津軽鉄道

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津軽鉄道の歴史

津軽鉄道は、青森県津軽五所川原駅から北上し

津軽中里駅間20.7kmを結ぶローカル線です。

停車駅は始発の津軽五所川原駅から終点の津軽中里駅まで11駅。

そのうち無人駅は5駅。

約45分かけて走ります。

一日18往復(1往復は運休する場合有)します。

津軽鉄道線は、JR五能線の前身である川部‐五所川原間の鉄道を運営していた

陸奥鉄道が国に買収された後、その買収によって収入を得た株主たちが計画しました。

 

1928年(昭和3年) 2月24日 設立。

1930年(昭和5年) 7月15日 五所川原‐金木間開業。

1930年(昭和5年)11月13日 五所川原‐中里間が全通。

津軽鉄道ストーブ列車

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津軽鉄道といえば「ストーブ列車」でしょう。

毎年12月1日〜3月31日までの期間で1日2往復運行されています。

津軽鉄道ストーブ列車車内には2台の石炭式のだるまストーブが置かれており、

煙突は普通の煙突でそのまま車両の屋根の方へ伸びています。

そのストーブの上には網が乗せてあり、ビール片手にスルメを焼くというのが売りです。

ただ、ストーブの前は予想以上に熱く、

観光客以外の人はストーブの前には座りません。

ですので、スルメを焼いている人を見かけたら、恐らくは観光客でしょう。

このストーブ列車、一時は廃止の話も出ました。

しかし、全国のファンの廃止を惜しむ声と地元自治体からの要請で

継続運転となりました。

現在では、旧金木町で行われている「地吹雪体験ツアー」とタイアップしたり、

色々な観光事業に一役買っています。

冬期以外での使われ方は、どうなっているのでしょうか?

7月1日から8月31日まで「風鈴列車」、

9月1日から10月中旬までは「鈴虫列車」として楽しめます。


津軽鉄道その他の魅力

青森県五所川原市は、文豪太宰治を生んだ地です。

それにちなんで、津軽鉄道では「走れメロス号」という列車が運行されています。

ストーブ列車以外は全て新型のレールバスを導入していますが、

このレールバスに「走れメロス」のヘッドマークが掲げられています。

 

また、スマップのメンバーである香取信吾さんと地元の子どもたちにより、

津軽鉄道の車両に絵が描かれました。

その様子がテレビで放映され話題を呼びましたが、現在は廃車となっており、

金木駅構内に展示されています。

 

そして、鉄道ファンにはたまらないと思いますが、

津軽鉄道ではタブレット閉塞の信号方法がまだ現役で使用されています。

タブレット閉塞とは列車の通行手形のようなもので、これを持っていないと

出発することが出来ません。

信号も昔の腕木式が使用されており、昭和の良き日を思い出させてくれます。

 

五所川原市は立倭武多の街として全国的にも知られるようになってきました。

津軽鉄道でも夏にストーブ列車を運行するなど、

観光客誘致に一役買っています。

自然がたくさん残っている五所川原に是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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