ホープダイヤモンド

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ホープダイヤモンドとは

ダイヤモンドは地球が誕生したときに、高温高圧で炭素が結晶化して

できた鉱物です。

一般的なダイヤモンドは、純粋な炭素原子のみでできていますが、

ホープダイヤモンドは炭素の他にホウ素が微量に含まれている

大変珍しいダイヤモンドです。

この不純物であるホウ素が含まれているため、ブルーの独特な光を放つとともに

ある種のエネルギーも放出しているのではないかという仮説も立てられています。

ホープダイヤモンドは所有者に様々な災いをもたらしてきました。

もちろんホープダイヤモンドを所有したから災いが起きた訳では

ないかもしれませんが、不思議な伝説となっています。

ちなみに現在では45.52カラットと世界最大のブルーダイヤモンドです。

ホープダイヤモンドの歴史

ホープダイヤモンドの歴史とそれにまつわる悲劇を綴ってみました。

一部仮説や言い伝え等がありますので、全て真実ではないかもしれません。

 

1666年インドのラマ・シータという仏像に飾っていたブルーダイヤモンドを

フランス人貿易商が盗難。

2年後フランス王ルイ14世が購入し、フレンチブルーダイヤモンドと命名。

その4ヵ月後盗難した貿易商は破産。

ルイ王朝家であるマリー・アントワネットが身に付けることになりますが、

その後のフランス革命により、斬首されます。

フランス革命により一時このダイヤモンドは行方不明になりますが、

オランダの宝石商の元に渡り、そこで幾分研磨されました。

その宝石商の息子が盗み出し、その罪を嘆き親子共々自殺します。

次に現れたのがロンドンです。

入手経路等な不明だが、実業家エリアソンの手に渡ります。

しかし、入手してから数日後、落馬で死亡しました。

1839年、彼の遺品としてオークションに出品されます。

競り落としたのがヘンリーホープという人物で、ホープダイヤモンドの名前は

彼に因んだものです。

オークションのあと数年して破産・死亡してしまいました。

ホープ家では4代に渡り、ホープダイヤモンドを所有していましたが、

結局、一族は地に落ちてしまいます。

その後に所有していたロシアの王子は暗殺され、また次の所有者も

自殺や他殺という形で息を引き取っています。

1909年頃、カルティエが購入した後、新聞王であるマクリーン家に売却します。

マクリーン家でも、長男が交通事故死したり、娘が変死したりしています。

最後に購入した宝石商ハリー・ウィンストンが、10年間保管したあと

1958年にスミソニアン博物館に寄贈します。

現在に至るまで、ホープダイヤモンド

このスミソニアン博物館で保管されています。

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