上庄里芋

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上庄里芋

福井県大野市上庄地区。

上庄里芋はこの地で作られています。

日本全国で里芋が採れますが、この上庄里芋

他の里芋とは一味も二味も違います。

上庄里芋がおいしい理由は、まず作られている環境によります。

上庄地区は特別豪雪地域に指定されており、豊富な水量と、寒暖の差が大きい気候、

豊穣で水はけの良い土壌、それらが合わさっておいしい里芋になるのです。

そのような三拍子そろったところで作られている上庄里芋は、

他の里芋とは比べ物にならないくらいのアミノ酸(グルタミン酸)やデンプンが

含まれています。

そのため身がしまっており、煮過ぎても煮崩れしにくいという特徴を持っています。

また、デンプン含有量が多く発行しやすいため、保存があまり利きません。

購入するときは必要な分だけ購入し、早めに食べきるようにしましょう。

どうしてもあまってしまった場合は、冷蔵庫には入れず、

気温が10度前後の涼しく通気性のよいところで保管してください。

上庄里芋のおいしい食べ方

上庄里芋は身がしまっているので、煮崩れすることが少ないのが特徴です。

ですので煮っころがしをしても煮崩れしにくく、また一度食べたら忘れられない食感です。

上庄里芋の味を一番引き立たせてくれる食べ方は、やっぱり煮っころがしでしょう。

汚れを落とし薄皮を残したまま調理します。

出来上がったらスグに食べるととてもおいしいですよ。

一晩寝かせると更に味がしみ込みおいしくなります。

でも日が経つごとにだんだん堅くなってきますので、

なるべく作ったら早めに食べてしまいましょう。

その他のおいしい食べ方としては、筑前煮、芋煮、田楽などがあります。

またジャガバターならぬ里芋バターもおいしいですよ。

地元である福井県では、おでんの具やお雑煮として使われたりしています。

どんな食べ方にしても、皮を剥ぐときは薄皮を残すように調理しましょう。

この薄皮にうまみ成分が凝縮されています。

上庄里芋は上庄地域でしか採れないため、

値段も他の里芋に比べて割高になっています。

でもその分、おいしさでは絶対負けません。

一度口にしたら他の里芋は食べられなくなります。

里芋好きな方もそうでない方も一度上庄里芋をご賞味ください。

 

 

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